今日のテーマは「風邪やインフルエンザの時期の自然療法によるホームケアについて」。一年を通して風邪をひく可能性はあるのですが、今日はその予防と対策について、ハーブや精油を使ったアプローチにおける基本的なことを書いてみます。
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風邪・インフルエンザなどの予防のポイント
風邪の予防には、「うがい」「手洗い」「換気」と言われますね。「手洗い」ついては、神経質になりすぎない程度に普通に行いましょう。
「換気」について、実はこれが最も大切。空気中のウィルス濃度を下げることで、感染のリスクがぐんと下がります。1時間に1度、10分間程度の換気を行うのはとても良いことです。さらに、お部屋の環境に対してはアロマセラピーも有効に活用することができます。
環境に対するアロマセラピーの活用方法
抗菌・抗ウィルス作用を持つ精油を用い、「芳香浴」という方法をとります。
芳香浴という方法が役立つのは、お部屋のウィルス対策だけではありません。そこにいる人たちは部屋の中で呼吸しているわけですので、自然と免疫アップも期待できます。オススメ精油は、ティーツリー(小学生以上)、オレンジスイート(小学生未満)です。
ディア・ナチュラルの生徒さんの中には病棟にお勤めの看護師の方もいらっしゃいますが、これを行なったフロアと行わなかったフロアでは、インフルエンザの発症率が雲泥の差とか。予防にも是非、ご活用ください。
つぎに「うがい」についてですが、やりすぎると逆に喉の粘液を取ってしまい、そこにいるはずの常在菌も一緒に流してしまうことに。するとウィルスが入りやすい状況を自ら作ってしまうことになります。また、市販されているものでも病院からの処方であっても、「うがい薬」を使うことは絶対にお勧めできません。同様の理由で、感染リスクが高まります。「うがい薬」を使って「頻繁にうがいをする」という行為は避けましょう。
では、うがいはダメなのか?
もちろん、そんなことはありません。方法としては普通の湯冷ましなどで行うのが良いでしょう。それでもどうしても心配な方は、抗菌力のある成分を含むエキナセアやタイムなどのハーブティーで行なったり、コップの水に一滴のティーツリーの精油を垂らしたものを使いましょう。
あれ?風邪ひいたかも?そんな違和感を感じたら。
次は、「ひいてしまったかも?」という時の対応について書いてみます。植物療法(自然療法)で出来ることは3つ。
- ハーブティーやハーブカプセルなどを活用し、植物化学成分を的確に摂る
- ハーブや精油を活用した吸入
- 食の調整
それでは一つづつ方法をご紹介します^^
ハーブティーやハーブカプセルなどを活用し、植物化学成分を的確に摂る
オススメのハーブは、何と言っても「エキナセア」です。免疫ハーブティーとして有名で、「予防よりも治療の成績が良い。」とされています。そして次に「エルダーフラワー」。「インフルエンザの特効薬」と言われ、体を温め免疫力を助け、また熱を下げると言われます。そして、免疫活動において消耗されがちなビタミンCの補給には「ローズヒップ」。この3つのハーブは、常備しておいても良いでしょう。エキナセアとエルダーフラワーについては、サプリメントの形でも販売されていますので、私はこちらも常備しています。
- エキナセア
- エルダーフラワー
- ローズヒップ
ハーブや精油を活用した吸入
吸入にオススメのハーブは、ズバリ「タイム」です。タイムは呼吸器にはファーストチョイスのメディカルハーブ。洗面器などにドライのタイムを入れ、熱湯をまわしかけて立ち上る湯気をしっかりと吸入しましょう。精油なら「ユーカリ」や「ペパーミント」です。有効成分1.8シネオールが鼻や喉のぐずぐずを解消してくれます。方法はハーブとは逆で、熱湯に1〜2滴の精油を垂らし、それを吸入します。合成薬ではなく、こういった自然療法は、香りの作用で五感の刺激も行いますので、それによる生命力の賦活も期待できます^^
- タイム(ハーブ)
- ユーカリ(精油)
- ペパーミント(精油)
食の調整
食事は無理に取らない。調子が悪い時こそ小食で。
「食べないと、元気が出ないよー!」と思いましたか^^
そうではありません。体の働き、特に「代謝」の部分をよく考えてみましょう。代謝を大きく分けると「物質代謝(消化)」「エネルギー代謝(活動力)」「新陳代謝(細胞を作る)」の3つに分けられます。(代謝について詳しくは、「そもそも代謝って何?健康美のための代謝についての豆知識」をどうぞ。)この3つの中で、物質代謝がなんと全体の代謝の7割を占めていると言われていますから、食べてばかりいるとそのほかの大切な代謝の部分がおろそかに。エネルギーも作られにくくなり、免疫活動も緩やかになってしまいます。
人間は思い込みで行動しすぎ。動物たちを見てみると具合の悪い時には水を飲み、草を少し食べる程度で、あとはじっとしています。人間も動物ですから、草の代わりに先ほどご紹介したハーブを摂り、ビタミン・ミネラルを意識し、水分をしっかりと補給して、あとはしっかりと休養しましょう。
- 食欲がないのに無理に食べない
- 有用なハーブと栄養素だけは適量摂る
- 水分補給
- 十分な休養
本日のまとめ
風邪やインフルエンザの予防には植物療法(自然療法)を活用しましょう。予防には、芳香浴とうがい。もしも罹ってしまったら、これらに加えてハーブティーや吸入、食の摂り方を工夫します。
病院へ行っても自然療法でケアしても、治るのにかかる日数は同じです。もちろん、適切にケアしないとダメですよ(笑)なるべくお薬を使いたくないと思われる方は、まず日頃から素直な体づくり(有害物質に汚染されていない体の状態)を心がけてください。そうすると、今日ご紹介したような植物療法(自然療法)がとても効果を発揮しやすくなります。
それでも病院にかかるべき時があります。私は別に、病院を否定するつもりはありません。病院へ行く必要のあるケースを的確に判断できれば良いと考えています。というわけで、私の場合の病院にかかるケースは、
- 急な高熱
- 本人がぐったりしている
- 緊急時(倒れたなど)
- 外傷
それ以外は、自宅で治します。私に専門知識があるからという事もあるかもしれませんが、もう10年以上は親子ともに病院へ行っていません。繰り返しになりますが、なるべくお薬を使いたくないと思われる方は、まず日頃から素直な体づくり(有害物質に汚染されていない体の状態)を心がけてください。不自然なものが詰まった体では、自然ものを活用する自然療法は効果を発揮しづらいのです。
「やってみたいけれど、何からやればいいのかわからない・・・」そんな方は、まずは少し学んでみることから始めてみてください。
健康であれば美しい。真の健康は、本来の素直な体の中にあります。
今日もありがとうございます。
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杉原 美保

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